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アニマルウェルフェアセミナーを終えて ― ZONOWAが大切にしている「考え続けること」―
こちらでは、はじめまして。
ZONOWAドッグトレーニングの
ふじわら ゆき と申します。
2025年12月20日、
高山仁志先生をお招きして
「アニマルウェルフェアセミナー in 岡山」を
ZONOWAドッグトレーニング主催で開催しました。
ご参加くださった皆さま、
開催にご協力くださった皆さま、
そして高山先生、
本当にありがとうございました。
「しつけ」や「トレーニング」の前にあるもの
今回のセミナーでは、
- そもそも福祉とは何か
- QOL(生活の質)を、現場ではどう考えるのか
- トレーニングの前に大切にしたい倫理とは何か
こういったテーマで
一般の飼い主さんから、
プロ・専門家の方まで、
多くの方が「混乱しやすい部分」を
とても丁寧にお話しいただきました。
「理想的だけど、難しい」という感想について
参加者の方からは、
「配慮が特別なものではなく、日常の中のことだと感じた」
「とても理想的だが、現場で落とし込むには時間がかかりそう」
「しつけやトレーニング以外の視点で考えられて楽しかった」
といった声が届いています。
どれも、とても大切な感想だと私は思っています。
そして正直なところ、私自身も
「そうだよね」と頷きながら読ませていただきました。
完璧にできなくてもいい、という前提
高山先生が伝えてくださった
「トレーニング以前の倫理」は、
揺るがない大切な軸です。
ただ、それを
完璧に実践できないからといって
「ダメ」なのではないと、ZONOWAでは考えています。
犬にも人にも、
- それぞれの背景
- 生活環境
- 本人の意図しない制約
があるはずです。
大切なのは
これを「正解」として、崇めたてるのではなく
- 諦めずに考え続けること
- うまくいかない日があってもいいこと
- 経過を見ること
なにより
「できないことも情報として受け取り、繰り返し調整すること」
その選択肢を持ち続けることだと思っています。
ノーズワークやPORTLをなぜ取り入れているか
ZONOWAで行っている、
ノーズワークやPORTL(強化システム)も、
「行動を変えるため」だけのものではありません。
- 犬が自分で選べること
- やめること、参加することが選べること
- 安心できる距離を保てること
- 人側も安心して調節を繰り返せること
そうした
**犬にとっての安全性や選択肢**を、
日常の中でどう確保していくかを
人側が一緒に考え練習するための手段なのかなぁと感じています。
セミナーでのお話は、
こうした日々の実践と
深くつながっていると感じています。
ZONOWAがつなげていきたいこと
ZONOWAは、
「答えを出す場所」ではなく
**悩みながら、考えながら進んでいける場**でありたいと考えています。
- しつけやトレーニングとは少し違う視点
- 環境とは何だろう?
- この子にとっての安心とは?
そんな問いを、
飼い主さんや関わる人たちと
一緒に考え続けていけたらなと思っています。
※次回は
2026年3月28日
高山先生による
「ケア(生活全般)」についてのセミナーを検討中です。
詳細が決まり次第、こちらでもお知らせいたしますね。

